
今日は趣味のお話をしたいと思います。
私が高校生の頃から続いている趣味は自転車ですね。
あの頃(高校生の頃)はただただ走ることが楽しかったものですから、ずい分とあちらこちらへ出かけました。
今ほどクルマが多くなかったですから走りやすかったですし、未舗装の道も多くて楽しかったですね。
土の道は夏でもアスファルトのように焼けるような暑さはありませんし、適当にでこぼこなどもありますから変化を体で感じることができて気持ちのよいものです。
古き良き時代
私に限らず周囲の人達も日々の生活の中で自転車を使っておりましたが、クルマで走らなければならない用事がほとんどなかったのですね。
「時間でさえのんびりしている・・」とはアフリカの格言だと何かで読みましたが、あの頃の日本にはまだまだそんな緩やかな流れがあったのですね、懐かしくも良き時代でした。
クルマ社会と言われて久しいのですが、田舎の交通事情はすっかり様変わりしてしまいました。
都会では自転車の方が便利なので改めて自転車を見直しているようですが、健康志向や環境問題への関心もあるようです。
田舎でも道は舗装されて走りやすくなりましたから、わずかな距離や少しの坂なら自転車で走られてはと思います。
電動モーターが後輪の回転をアシストする自転車もありますし、日々の生活の中で健康を作りだし積み上げてはいかがでしょうか?
誰もかれもが車に乗る時代に
それにしても、70~80歳の方々がクルマを運転する時代が来るとは思わなかったですね。
必死の形相でハンドルにしがみついておられる姿なども時々お見受けしますが、どうぞご無事で・・と祈るばかりです。
昔は何ごとにつけ自分なりに楽しむことができたと思います。
川で遊んだり森を探検したりと、身近な所でお金を使わずに色々と遊んだものでした。
自分達で考え自ら行動するということは遊びを通じて学んでいたと思いますし、これは大人になっても大切ですね。
一見すると今の人達の方が楽しんでいるように見えますが、管理され規格化された中で「自分もやりました」という経験の共有だけがあるように思えますし、遊びまで一つの商品になってしまったような気もいたします。
経済優先で進んできましたから豊かな国にはなったようですが、お金がないと遊びにくくなりましたものね。
いつの間にか自然と疎遠な生活になってしまったかも知れません。
戻れることは戻り見直すべきは見直すことで、これまでと違う生活に出会えるのではないでしょうか?
考えながら工夫しながらの日暮らしは学びの生活でもあると思います。
自転車に乗る時は腕時計が欠かせません
自転車などの二輪車に乗る時は腕時計がないととても不便ですが、これは飛行機の黎明期にサントス・デュモンが嘆いた課題でもありました。
ムッシュ・デュモンはブラジルのコーヒー王の息子で機械好きで有名でした。
20世紀初頭には飛行機に没頭し、欧州で最初の有人動力飛行に成功した人物です。
当時の飛行機ですから操縦は困難を極め、携帯時計(懐中時計)を見ながらでは危険でした。
そこで友人のルイ・カルティエに相談して出来上がった腕時計がスクエアケースの「サントス」です。
独特のフォルムはご存じの方も多いのではないでしょうか。
いつの時代も冒険には腕時計が必要
大西洋単独無着陸飛行を成し遂げた空の英雄、チャールズ・A・リンドバーグはロンジン社に多くのアイディアを提供しています。
エベレストに登頂したエドモンド・ヒラリーの腕にはロレックス、自呼吸潜水で有名なジャック・マイヨールはオメガのシーマスター、映画になりますが栄光のルマンではスティーブ・マックイーンがホイヤーのモナコを腕に巻いています。
いつの時代にも英雄の腕には確かな時計がありました。ジェームズ・ボンドは時代によって異なりますが、ロレックスやオメガが多いですね。セイコーもありましたよ。
そう言えば往年のツール・ド・フランスの英雄、エディ・メルクスもメカ好き有名でしたが、彼がどんな時計をしていたのかは知る由もありません。
ベルギーの人ですから恐らくスイス・ウォッチだと思いますが・・
写真で見たことがありますが、よく判りませんでした。
ちなみに「ツール・ド・フランス」とはフランスを一周する自転車レースのことで、1903年から続く長い歴史をもっています。毎年、夏のバカンスの頃に開催されます。
「レ・キップ」という新聞が主催したのですが、同紙の色が黄色だったことからチャンピオンには黄色のジャージ(マイヨー・ジョンヌ)が与えられます。
人と機械の善隣関係はこの先も続いて欲しいものですし、私達自らが考え行動する生活の中で、腕時計もしっかりと輝いていて欲しいものだと思います。
私にお手伝いできることがあるだろうかと考えるところです。