時が過ぎるのは早いですね。
今年ももう1ヶ月半ほどしかありませんよ。
さて、今日は時差のお話です。
光格子時計
新聞の切り抜きを見ておりましたら昔の記事で、「誤差は160億年で1秒・光格子時計」とあります。
宇宙が誕生してから130億年だそうですから、その時に時計を動かしていてもいまだに1秒のずれもないのですね。
「原子を格子状に配列させて原子が吸収する光の振動数を数えて時計にする」というのが原理だそうですが、この場合の原子はストロンチウムで約1000個を宙に浮かせて振子の代わりにするそうです。
すごい研究があるものだと感心しましたが、東大の香取教授らのチームが作ったとのことです。
アインシュタイン博士の「相対性理論」では、高い場所ほど時間は早く進むことになっているのですが、これまでは測定ができなかったそうですがこの時計があれば高さが2㎝変わるだけで時間のずれが判るそうですから驚きです。
読みながら天国は時間が速いのか・・と妙なところで感心してしまいました。
当分は今のままでゆっくりと暮らしたいものです。
私の古い手巻き時計は一日で20秒ほどずれますが、憎めなくなってきましたよ。
電波時計のずれ
よく電波時計のずれを気にして来店される方がいらっしゃいます。
「2秒ずれているのが気になってしょうがない・・」とのことですが、電波時計は正しく時刻修正がされないと並品と同じ程度の精度なのですね。
主に電波が安定する夜間に時刻修正していますが、受信環境が悪い場所や磁気影響を受けますと保証された精度は望めません。
夜間、お休みになる時は腕から外して窓際などの受信しやすい場所に置かれるのがよいでしょう。
電池交換も必要
時計は時刻を知るための道具ですが、あまり神経質になっては疲れてしまいますね。
以前来店された男性が「ウチの息子アホやろ、時計が止まっとるのに腕にしとるんや」と見るに見かねて電池交換されました。
これはこれで困ったものですが、時計をファッションの小道具と考えるならこれもよしですね。
お互いさまに大らかでありたいと思います。私の本音としましては時計が止まったら速やかに来店いただきたいのですが・・
国別に見る時間の感覚
時間に対する感覚でおもしろい話を読みました。
- 約束の時刻の15分前に来るのが日本人
- 5分前に来るのがイギリス人
- ぴったりに来るのはドイツ人
- 5分遅れがアメリカ人
- フランス人は15分遅れ
- 30分後にシャワーを浴びているのがイタリア人でスペイン人はまだベッドの上だとか。
多少思い違いをしているかも知れませんが、お国柄はいろいろな形で出てくのですね。
あなたはどのタイプがお好きでしょうか?
さて、今年も急ぎ過ぎずに楽しくまいりましょう。