ブログ「店長の独り言」

セプテンバー・バレンタイン 別れの季節に思うこと

「セプテンバーバレンタイン」をご存知ですか?

2月~3月のあの日から半年、女性からお別れの言葉を告げる日だとか。

贈り贈られの甘い日もどこへやらですが、9月14日をそんな風に呼ぶそうです。

セプテンバーバレンタインは日本だけのイベント!?

「参加することに意義がある」のであればバレンタインもハロウィンもお祭りです。

もちろん「セプテンバー・バレンタイン」は日本だけの言葉でして、ガラパゴスは携帯電話だけじゃないのですね。

まあ、出会いがあれば別れもあるということで、秋はそんな人生の悲哀を感じるのもいいかも知れません。

時計との出会いは大切に

さて、時計のお話を少し…

最近、古い時計の修理相談が多くなりました。

時計屋さんでは売ることには力を入れても、修理されないお店が多くなったことも一因でしょうか。治していては売れないということもあるでしょうね。

相当古い時計もやってきまして驚きますが、どこで探してこられるでしょうか?

修理に関しましては機械式(手巻き・自動巻き)であれば古くても治すことは可能です。

電子部品を使わないことが幸いして、部品を別作することで対応できます。

「予算は設けずお任せ」という前提はありますが、予算を決めないということは中々勇気が要るものです。

値段が書かれていないお寿司屋さんに入るようなもので、慣れた素振りで粋に振る舞いませんとね・・・

出会いも物も軽く扱われる時代?

時計を含めて色々なモノが軽く扱われる時代です。

「クルマを買う時は売る時のことも考えて」とずい分前に聞いて驚いた記憶があります。

今ではクルマ以外にもその法則は適用されるようです。

当店は時計修理専業ですが、治すことは見直すことではないかと思います。

時計に限らず暮らし方を足元から見直すことを始める時代ではないでしょうか。

いつまで使い捨ての「一方通行型消費」をこの国は続けるのでしょうね。

循環型社会のお手本だった「古きよき日本」をこの先の目標にしたいと思います。

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