時計のお手入れ

オーバーホールについて

今は時計のオーバーホールについてご説明します。

オーバーホールとは?

機械式時計(手巻き・自動巻き)やアナログクォーツ時計の機械部には微量のオイルが給脂されています。

これは年月と共に劣化・消耗しますので定期的に交換する必要があるのです

交換時には内部部品をバラして洗浄しますので「分解掃除」とも呼ばれます。

これをオーバーホールと言います。

交換周期は各メーカー共3~4年毎を推奨されています。

デジタル時計には機械部がありませんので、電池やパッキン交換以外に特別なメンテナンスはございません。

オーバーホールの必要性

時計を良好な状態で使うためには定期的なメンテナンスが必要です。

劣化した油脂を使い続けることで時計の軸受けなどは摩耗してきますし、「油切れ」と呼ばれる状態になりますと時計の進み遅れにも大きく影響します。

部品の摩耗が進みますとやがて時計は停止し、部品交換を伴う高額修理にもなりかねません。

時計に限らずモノには手入れが必要ですから定期的にオーバーホールされることをお奨めします。

オーバーホールの作業時間

見積もりを含めまして3~4週間位ですが、分解・洗浄・組み立て・歩度(精度)調整・ランニングテストなどをするために必要な時間となります。

交換部品がある場合には納期次第で遅れることもございます。

混み合う時期は納期が遅れることもございますが、出張等で時間の制約がある方はなるべくご希望に沿うように配慮させていただいております。

オーバーホールに保証はあるのですか?

当店では修理引き渡し後より6カ月間の保証を付けております。

通常使用による同一箇所の不具合に対する保証ですので、落下や水没以外にも不適切な使用(極寒・極暑・磁気・有害物質等の環境下での使用)に対しては保証いたしかねます。

ケースやベルトの研磨はできますか?

オーバーホール時であればお受けしております。

別途料金が必要ですので希望される方のみ実施しておりますが、研磨することで外回りは若干やせてしまいます。

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