梅雨らしい日が続きますが、七夕の日はどうでしょうか・・
牽牛(けんぎゅう)と織姫が一年一度の逢瀬を楽しむロマンスが有名ですね。
あやかりたい方があれば、現在進行形の方もあることでしょう。
過去形の方々には、そっとしておく思いやり。黙して短冊など作りましょうか・・
五節句の一つが七夕ですが、万葉集では"ナヌカノヨ"として出てきます。
時計のりゅうず
この頃よくある修理として「りゅうずがなくなった」というものがあります。
りゅうずは時計の3時位置(9時位置もありますが・・)にあり、時刻やカレンダーを修正する時に使います。
機械式(手巻き)でしたらぜんまいを巻くのもりゅうずの役割ですね。
りゅうずの仕組み
りゅうずは"クラウン"(古い方は菊と呼びます)と"巻き真"と呼ばれる軸部品で構成されています。
巻き真は時計内部の"キチ車"と"ツヅミ車"の穴を通っています。
キチ車は"丸穴車"を介して"角穴車"から"香箱車"(中にぜんまいが入っています)へとつながりぜんまいを巻きます。
ツヅミ車は"小鉄車"を介して"日の裏車"へとつながり時刻合わせをしています。
クラウンは袖などに引っ掛かって抜けることがあります。
りゅうずの取り扱い注意点
クラウンと巻き真とはねじ込み固定ですが、接着や溶接などの永久結合ではありません。
これはクラウンや巻き真の交換作業のための外せる構造です。
巻き真はキチ車やツヅミ車の中を通っていますので専用工具で引き抜きますが、無理に引っ張ると内部機械が壊れて高額修理となりますのでご注意下さい。
引き抜くことができるということは、反面抜けやすいということです。
時刻修正などで強く引き過ぎますとりゅうずが抜けることがあるのはこのためです。部品が小さいだけに抜け落ちますと中々見つけることは困難です。
メーカーがはっきりしておればキャリバー(内部機械)を見て対応可能ですが、不詳となれば修理できないことがほとんどです。
故障の際は早めにご相談を
時計購入時は修理のことも考えて、お店の方と相談されることをお奨めします。
ご縁があって手にされた時計でしたら大切にお使い下さいまして、故障の際は当店を思い出していただきましたら幸甚です。
七夕の夜に来店されましたらロマンティックかも知れませんね。
年に一度、時計のメンテナンスをする日として覚えておくのもおすすめですよ。
