「体内時計」は時々耳にする単語です。
ヒトは約25時間周期で体内時計がリセットされるそうですが、これは太陽光に刺激されるためだとか。
ヒト以外の生物にも体内時計はあるようですが、周期は24時間より長いものや短いものとまちまちです。
なんと、バクテリアにもあるそうですよ!
睡眠ホルモン
ヒトに睡眠を促すのは「メラトニン」という物質(睡眠ホルモン)ですが、光の刺激はこの物質を抑制します。「不夜城」のようなお家に住んでいる方はご注意を。
そもそも日本の家は照明が明るすぎると言われます。
ロウソクに替えることは現実的ではありませんが、いくらか抑えて早めに休まれてはいかがでしょうか。
体内時計の乱れ
体内時計の乱れは社会問題の根本に関わっているとも言われます。
心身の不調・うつ病・不登校・・・全世代的な問題とも深く関係があるとされています。
交代勤務などで夜間に働く方も多いと思いますが、体内時計が乱れ過ぎないようにご注意を。
「深夜食堂」のマスターは大丈夫でしょうか?(撮影は昼間だってか・・・)
明かりは控えめに
「明かりはぼんやり灯りゃいい・・・」そんな昭和の歌がありました。
煌々(コウコウ)とまばゆいほどの照明は必要でしょうか?
本を読んだり探し物の時は少し明るくするにしても、メリハリをつける暮らしも省エネとしていかがでしょうか。私はぼんやりとした明かりの方に安らぎを感じますが・・・
南極の雪原ではホワイトアウトと呼ばれる現象が現れます。雪や雲が一体となって白一色になり、方角・起伏などが判らなくなることで遭難を誘発します。
人は明るさだけの世界では行動できず、影と共生することで生きられることを教えています。
映画「第三の男」では光と影のコントラストが見事に描かれていましたね。
たまにはほのかな明かりの元で過ごしてみては?
夜にお酒を飲みながら音楽を聴くことがありますが、明かりは控えめにしています。
その方が心は休まりますし音楽も楽しめます。
心を休めるのは明るさではなく、適度な暗さではないでしょうか。
明るさの中で大切なものを見失わないようにしたいと思います。暮らしの中にホワイトアウトができませんように。
「肴はあぶったイカでいい・・・」昭和の歌にはこんな詞が続きます。
ラッキーと喜ぶのは酒のアテに悩む奥さまでしょうか。
控えめで簡素な暮らし方をそっと教えてくれるようですね、暮らしの中で活用したいと思います。
体内時計の修理は規則正しい生活の中でお願いいたします。おやすみなさい・・・