
時計を長くお使いいただくためのポイントをご紹介します。
ご不明な点や使い方、お手入れについてのご相談は、お気軽に当店までご連絡ください。
カレンダーの合わせ方
時計のカレンダーはその時計が午後9時~午前3時頃の間に歯車がかみ合ってゆっくりと日付を切り替えています。
この時間帯にカレンダーの早送りをされると歯車に無理な力がかかり故障の原因となります。
磁気に対する注意事項
時計は精密機械であり、その部品のほとんどは金属でできています。
磁石の近くに置かれると部品が磁化して精度に影響が出ることもあります。
私たちの身近には磁力を発生させるものがたくさんあります。
最低でも10㎝以上は離してお使いいただくのが無難です。
入浴やサウナでの注意事項
防水機能がある時計でも入浴などの際は腕から外してください。
高温下では内部の機械やパッキン、油脂等に与えるダメージが大きくなります。
また、温泉の成分も悪影響を与えることになりますので必ず外してご入浴ください。
お風呂に入る時は時間を忘れてごゆっくりと・・・
電池が切れたとき
電池が切れたまま放置せず、交換して動かしましょう。
電池の中から液が漏れて時計内部を汚染・損傷させます。
時計の汚れは乾拭きで
時計のケースやブレスレット、ストラップなどの汚れは柔らかい布で乾拭きしてください。
海水に浸かった場合は真水で洗い、柔らかい乾いた布で拭きとってください。(防水時計に限ります)
時計の保管について
保管される前にホコリやごみ、汚れを取り去ってください。
磁力を発生させるものの近くでは保管しないでください。(10cm以上離してください)
直射日光は内部の油脂を揮発させ、ダイアルを変色させることもありますので避けてください。
(夏の車内は高温になりますから要注意です)
湿気の多い場所や振動の激しい場所は避けてください。
タンスの中は樟脳がダイアルを変色させることがあります。
時計のオーバーホール(分解掃除)について
時計の内部部品には微量の油脂が給脂されていますが、年月と共に劣化・揮発します。
そのままでお使いになりますと部品の摩耗や損傷につながりますので、定期的な分解掃除をお勧めします。
機械式時計(手巻き・自動巻き)なら4年周期、クォーツ式時計では電池交換2~3回毎を目安にされるとよいでしょう。
日ごろの手入れと定期的なメンテナンスで時計は長持ちします。
大切に永くお付き合いしたいものですね。